あかね-さす 【茜さす】:赤い色がさして、美しく照り輝くことから「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。
け‐なら・ぶ【▽日並ぶ】:日数を重ねる。いく日も費やす。
な-く-に:…ないことなのに。…ないのに。
「そんなに日も、経ってないのに・・・」
ここ三句目で、(あがこひは)と核心に触れようとするんよ。
ところが四句目(よしののかはの)で、はぐらかしちゃうんよ。
吉野川:歌枕(うたまくら)。今の奈良県吉野郡の山中に源を発し、吉野山のふもとを流れる川。
きり 【霧】:(地表近くに立ちこめて煙のように見える)霧・霞(かすみ)。上代には季節に関係なく用いたが、中古以降は、春に見られるものを「霞(かすみ)」、秋に見られるものを「霧」というようになった。
た・つ 【立つ・起つ】:(風・波などが)起こる。立つ。立ち昇る。
乍:[音]ジャ(呉)サ(漢)[訓] なが-ら、たちま-ち、な-す (「作」に同じ)、つつ
つつ[接助]:…し続けている。
そしてその恋は、「霧になって立ち上っていますよ」で締めくくった。
06 0916 右年月不審 但以歌類載於此次焉 [右は、年月審(つまび)らかならず。ただ、歌の類を以ちてこの次に載す]或本云 養老七年五月幸于芳野離宮之時作[或る本に云はく、「養老七年(723)五月、吉野の離宮に幸しし時に作る」といへり]
ということは、春に近いから、霞なのかなぁ?
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