06 0913 味凍(うまこりの)綾丹乏敷(あやにともしく)鳴神乃(なるかみの)音耳聞師(おとのみききし)三芳野之(みよしのの)真木立山湯(まきたつやまゆ)見降者(みおろせば)川之瀬毎(かはのせごとに)開来者(あけくれば)朝霧立(あさぎりたちし)夕去者(ゆふされば)川津鳴奈利(かはづなくなり)紐不解(ひもとかぬ)客尓之有者(かくにしあれば)吾耳為而(あのみして)清川原乎(きよきかはらを)見良久之惜蒙(みらくしをしも)
うまこり:「あや」にかかる枕詞。
「ともし/乏し/羨し」:うらやましい。
『客』の字には少なくとも、客(ケ)・ 客(キャク)・ 客(カク)・ 客(カ)・ 客(まろうど)の5種の読み方が存在する。
「かく/斯く」:このように、こんなふうに、こう。
06 0914 反歌一首
06 0914 瀧上乃(たぎのへの)三船之山者(みふねのやまは)雖畏(かしこけど)思忘(おもひわするる)時毛日毛無(ときもひもなし)
【故地名】三船の山(みふねのやま):奈良県吉野郡吉野町宮滝(吉野離宮の地)と吉野川をはさんで東南にある山(487メートル)。
06 0915 或本反歌曰
06 0915 千鳥鳴(ちどりなく)三吉野川之(みよしのがはの)川音(かはおとの)止時梨二(やむときなしに)所思公(おもほゆるきみ)
車持 千年(くらもち の ちとせ)は、元正天皇・聖武天皇の宮廷歌人として仕え、行幸に従駕した折の歌である。
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