五句目は(ののうへには)でなく、(のうへには)
と-み 【跡見】:狩猟のとき、鳥や獣の通った跡を見つけて、その行方を推しはかること。また、その役の人。 十六:四×四→(しし)
しし 【獣・鹿・猪】:けだもの。特に、その肉を食用とする獣(けもの)をいい、鹿(しか)・猪(いのしし)をさすことが多い。
おこ・す 【起こす】:追い立てる
とり- 【取り】:動作を表す動詞の上に付いて、語勢を強める。「とりそふ」「とりつくろふ」
蹋:[音]トウ、ドウ[訓]ふむ」
ふみ‐た・てる【踏(み)立てる】:地面を踏んで音をたて鳥などを追い出す。
十二句目(とりふみたて)は、(とりふみたてて)
06 0927 反歌一首
06 0927 足引之(あしひきの)山毛野毛(やまにものにも)御獵人(みかりひと)得物矢手挾(さつやたばさみ)散動而有所見(さわきてありみゆ)
ここでは、得物矢(ともや)を【猟矢】と訓んでいるが義訓である。
た-ばさ・む 【手挟む】:手に挟んで持つ。脇(わき)に挟んで持つ。
四句目は(さつやたばさみ)は、(ともやたばさみ)
さん‐どう【散動】: あちらこちら、まとまりなく動くこと。また、心が混乱すること。混乱して取り乱したふるまいをすること。
五句目(さわきてありみゆ)は、(さんどうしみゆ)
あしひきの やまにものにも みかりひと ともやたばさみ さんどうしみゆ
06 0927 右不審先後 但以便故載於此次[右の歌は他の歌との前後関係がはっきりしない。ただ便宜によってここに載せる]