06 0907 瀧上之(たぎのうへの)御舟乃山尓(みふねのやまに)水枝指(みづえさし)四時尓生有(しじにおひたる)刀我乃樹能(とがのきの)弥継嗣尓(いやつぎつぎに)萬代(よろづよに)如是二二知三(かくししらさむ)三芳野之(みよしのの)蜻蛉乃宮者(あきづのみやは)神柄香(かむからか)貴将有(たふとくあらむ)國柄鹿(くにからか)見欲将有(みがほしからむ)山川乎(やまかはを)清〃(きよみさやけみ)諾之神代従(うべしかむよゆ)定家良思母(さだめけらしも)
たき 【滝】:急流。早瀬。
『上』の字には少なくとも、上(ジョウ)・ 上(ショウ)・ 上(ほとり)・ 上る(のぼる)・ 上せる(のぼせる)・ 上すのぼす・ 上る(たてまつる)・ 上(かみ)・ 上(うわ)・ 上(うえ)・ 上げる(あげる)・ 上がる(あがる)の12種の読み方が存在する。
一句目(たぎのうへの)は、(たぎうへの)
【故地名】三船の山(みふねのやま):奈良県吉野郡吉野町宮滝(吉野離宮の地)と吉野川をはさんで東南にある山(487メートル)。船岡山ともいう。北の山裾(柴橋上流)は激湍部にあたり、西方象山との間に喜佐谷を作っている。
みづ-え 【瑞枝】:みずみずしい若い枝。
さ・す:(草木の枝などが)伸びる。
しじ-に 【繁に】:数多く。ぎっしりと。びっしりと。
とが‐の‐き【×栂の木】;ツガの別名。
いやつぎつぎ-に 【弥次次に・弥継ぎ継ぎに】:いよいよ次から次へと。
よろづ-よ 【万代・万世】:限りなく長い年月。永久。永遠。
如是(かくのごと):このような、このように
二二→二×二=(し)
如是(かくのごと)+二二=(かくし)
治る/領る(しる):治める、統治する、領有する。
【故地名】み吉野(みよしの):奈良県吉野郡吉野町
【故地名】秋津の宮(あきづのみや):吉野離宮のこと。
かむ-から 【神柄】:神の性格。神の本性。「かみから」とも。
『貴』の字には少なくとも、貴(キ)・ 貴ぶ(とうとぶ)・ 貴い(とうとい)・ 貴ぶ(たっとぶ)・ 貴い(たっとい)・ 貴い(たかい)の6種の読み方が存在する。
『将』の字には少なくとも、将(ソウ)・ 将(ショウ)・ 将に…す(まさに…す)・ 将いる(ひきいる)・ 将(はた)の5種の読み方が存在する。
み-が-ほ・し 【見が欲し】:見たい。
やま-かは 【山川】:山と川。また、(古く山や川にいると信じられていた)山の神と川の神。
『清』の字には少なくとも、清(セイ)・ 清(ジョウ)・ 清(シン)・ 清(ショウ)・ 清む(すむ)・ 清か(さやか)・ 清める(きよめる)・ 清まる(きよまる)・ 清い(きよい)の9種の読み方が存在する。
きよ‐み【清み】: 清いので。けがれなく美しいので。すがすがしいの
『諾』の字には少なくとも、諾(ダク)・ 諾う(うべなう)の2種の読み方が存在する。
『之』の字には少なくとも、之(シ)・ 之く(ゆく)・ 之(の)・ 之(これ)・ 之の(この)の5種の読み方が存在する。
【諾之神代従】は、【諾】(うべなりと)と【之神代従】(これかみよより)
たぎうへの みふねのやまに みづえさし しじにおひたる とがのきの いやつぎつぎに よろづよに かくししらさむ みよしのの あきづのみやは かむからか たふとくあらむ くにからか みがほしからむ やまかはを きよみさやけみ うべなりと これかみよより さだめけらしも