2026年8月16日日曜日

【萬葉集06 0933・0934】

06 0933 山部宿祢赤人作歌一首[山部宿祢赤人の作れる歌一首]并短歌〔并せて短歌〕 
06 0933 天地之(あめつちの)遠我如(とほきがごとく)日月之(ひつきの)長我如(ながきがごとく)臨照(おしてる)難波乃宮尓(なにはのみやに)和期大王(わごおほきみ)國所知良之(くにしらすらし)御食都國(みけつくに)日之御調等(ひのみつきと)淡路乃(あはぢの)野嶋之海子乃(のしまのあまの)海底(わたのそこ)奥津伊久利二(おきついくりに)鰒珠(あはびたま)左盤尓潜出(さはにかづきで)船並而(ふねなめて)仕奉之(つかへまつるし)貴見礼者(たふとしみれば)

 三句目(ひつきの)は、(じつげつの)
 じつ-げつ 【日月】:月日(つきひ)。歳月。 
五句目(おしてる)は、(のぞみてる
 のぞ・む 【望む】:遠くから眺めやる。
 『大』の字には少なくとも、大(ダイ)・ 大(ダ)・ 大(タイ)・ 大(タ)・ 大きい(おおきい)・ 大いに(おおいに)・ 大(おお)の7種の読み方が存在する。 
『王』の字には少なくとも、王(オウ)・ 王(きみ)の2種の読み方が存在する。
 大(おお)+王(オウ)=(おう)
七句目(わごおほきみ)は、(わごおうの) 

 『等』の字には少なくとも、等(トウ)・ 等(タイ)・ 等(ら)・ 等しい(ひとしい)・ 等(など)の5種の読み方が存在する。
ひ【日】 の 調(みつき):調を貢納する形の一つ。古く、日ごとに天皇供御料(くごりょう)として朝廷にたてまつっていたみつぎもの。
和泉・紀伊・淡路・近江・若狭の五か国が、日を分担して、食料品を献上していた。
十句目(ひのみつきと)は、(ひのみつきとう)
『乃』の字には少なくとも、乃(ノ)・ 乃(ナイ)・ 乃(ダイ)・ 乃(アイ)・ 乃(の)・ 乃(なんじ)・ 乃ち(すなわち)の7種の読み方が存在する。
 十一句目(あはぢの)は、(あはぢなる
 海:[音]カイ(呉・漢)ハイ(唐)[訓]あま、うみ(表内)わた 
 さは-に 【多に】:たくさん。 
 かづ・く 【潜く】:水中にもぐる。
『之』の字には少なくとも、之(シ)・ 之く(ゆく)・ 之(の)・ 之(これ)・ 之(の)このの5種の読み方が存在する。

あめつちの とほきがごとく じつげつの ながきがごとく のぞみてる なにはのみやに わごおうの くにしらすらし みけつくに ひのみつきとう あはぢなる のしまのあまの わたのそこ おきついくりに あはびたま さはにかづきて ふねなめて つかまつりし たふとしみれば 

 06 0934 反歌一首 
06 0934 朝名寸二(あさなぎに)梶音所聞(かぢのおときこゆ)三食津國(みけつくに)野嶋乃海子乃(のしまのあまの)船二四有良信(ふねにしあるらし) 

 『音』の字には少なくとも、音(オン)・ 音(イン)・ 音(ね)・ 音り(たより)・ 音(おと)の5種の読み方が存在する。 
『所』の字には少なくとも、所(ソ)・ 所(ショ)・ 所(ところ)の3種の読み方が存在する。 
音(おと)+ 所(ところ)=(おと)
 二句目は(かぢのおときこゆ)でなく、(かぢのおときく


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