06 0958 時風(ときつかぜ)應吹成奴(ふくべくなりぬ)香椎滷(かしひがた)潮干汭尓(しほひのうらに)玉藻苅而名(たまもかりてな)
とき-つ-かぜ 【時つ風】:その季節や時季にふさわしい風。順風。
べし:推量・予想の意を表す。…だろう。…しそうだ。
「いつものように、潮の風が吹いてくる」というんだけどね。
『滷』の字には少なくとも、滷(ロ)・ 滷(テキ)・ 滷(セキ)・ 滷(ジャク)・ 滷(シャク)・ 滷(にがり)・ 滷い(しおからい)の7種の読み方が存在する。
『潟』の字には少なくとも、潟(テキ)・ 潟(セキ)・ 潟(ジャク・ 潟(シャク)・ 潟(サク)・ 潟(かた)の6種の読み方が存在する
滷(セキ)→ 潟(セキ)→ 潟(かた)
【故地名】香椎潟(かしいがた):福岡県福岡市東区(香椎の地の西方の海辺)
しほ-ひ 【潮干】:潮が引くこと。引き潮。また、潮の引いた海岸。
うら 【浦】:入り江。海・湖・池などの湾曲して陸地に入り込んだ所。
な:〔詠嘆〕…なあ。…のだなあ。
♪潮風を待つ少女♪は、潮が引くのを待っているというわけだ。
ときつかぜ ふくべくなりぬ かしひがた しほひのうらに たまもかりてな