あきづ【秋津】:奈良県吉野郡宮滝付近の古称。奈良時代に吉野離宮のあった所
【
故地名】秋津の川:秋津野付近の吉野川。
要するに吉野の山も川も、宮廷人にとっては神聖な場所なのかも。
よろづ-よ 【万代・万世】:限りなく長い年月。永久。永遠。
た・ゆ 【絶ゆ】:絶える。途切れる。切れる。
明らかに、万世一系の天皇家を称えようとしているのである。
かへり-・みる 【顧みる】:心にかける。気にかける。懸念する。反省する。
ところが、一抹の不安を抑えようとしているのであろうか?
歌人は、 笠朝臣金村であるが、 養老七年(723)五月の元正天皇の吉野離宮行幸に付随し、この前年の養老6年(722年)正月、多治比三宅麻呂が謀反誣告を、穂積老が天皇を名指して非難をしており、ひょっとしたらこの時の心境であろうか?
みよしのの あきづのかはの よろづよに たゆることなく またかへりみむ