06 0950 大王之(おほきみの)界賜跡(さかひたまふと)山守居(やまもりすゑ)守云山尓(もるといふやまに)不入者不止 (いらずはやまじ )
さか・ふ 【境ふ】:境界線をつける。区切る。
やま-もり 【山守】:山を守ること。山の番をすること。また、その人。
『居』の字には少なくとも、居(コ)・ 居(キョ)・ 居(キ)・ 居る(おる)・ 居く(おく)・ 居る(いる)の6種の読み方が存在する。
『居』の字には少なくとも、居(コ)・ 居(キョ)・ 居(キ)・ 居る(おる)・ 居く(おく)・ 居る(いる)の6種の読み方が存在する。
三句目(やまもりすゑ)は、(やまもりい)
四句目(もるといふやまに)は、(もるいふやまに)
ふ‐にゅう〔‐ニフ〕【不入】:立ち入らないこと。また、入り込めないこと。
『者』の字には少なくとも、者(シャ)・ 者(もの)の2種の読み方が存在する。
や・む【▽止む/×已む/▽罷む】: 続いていたことがとまる。物事にきまりがつく。
五句目(いらずはやまじ )は、(ふにゅうしゃやまず)
おほきみの さかひたまふと やまもりい もるいふやまに ふにゅうしゃやまず
06 0951 見渡者(みわたせば)近物可良(ちかきものから)石隠(いそがくり)加我欲布珠乎(かがよふたまを)不取不已(とらずはやまじ)
いそ-がく・る 【磯隠る】:海辺の岩石の陰に隠れる。人目につかない辺鄙(へんぴ)な所に隠れ住む。
かがよ・ふ 【耀ふ】:きらきら光って揺れる。きらめく。
『已』の字には少なくとも、已(シ)・ 已(コ)・ 已(キ)・ 已(イ)・ 已む(やむ)・ 已だ(はなはだ)・ 已(のみ)・ 已に(すでに)の8種の読み方が存在する。
五句目(とらずはやまじ)は、(とらずをやめじ)
みわたせば ちかきものから いそがくり かがよふたまを とらずをやめじ
06 0952 韓衣(からころも)服楢乃里之(きならのさとの)嬬待尓(つままつに)玉乎師付牟(たまをしつけむ)好人欲得(よきひともがも)
たま【玉】:美しいものをほめていう。
しつけ【仕付(け)】:設置すること。
もが-も:〔願望〕…があったらなあ。…があればいいなあ。
『欲』の字には少なくとも、欲(ヨク)・ 欲(ユ)・ 欲する(ほっする)・ 欲しい(ほしい)の4種の読み方が存在する。
『得』の字には少なくとも、得(トク)・ 得る(える)・ 得る(うる)の3種の読み方が存在する。
つまり、「そんな人がいたらなぁ」ってことになるけど、解釈に苦しむ【好人欲得】
からころも きならのさとの つままつに たまをしつけむ よきひともがも
06 0953 竿壮鹿之(さをしかの)鳴奈流山乎(なくなるやまを)越将去(こえゆかむ)日谷八君(ひだにやきみが)當不相将有(はたあはざらむ)
さ-をしか 【小牡鹿】:雄の鹿(しか)。◆「さ」は接頭語。
『流』の字には少なくとも、流(ル)・ 流(リュウ)・ 流れる(ながれる)・ 流す(ながす)の4種の読み方が存在する。
二句目(なくなるやまを)は、(なくなりやまを)
ひた-と 【直と・専と】:ひたすら。▽もっぱらその状態であるようす。
四句目(ひだにやきみが)は、(ひたにやきみが)
はた【▽将/▽当】:ひょっとすると。
ざら‐・む: …しないだろう。
さをしかの なくなりやまを こえゆかむ ひたにやきみが はたあはざらむ
06 0953 右笠朝臣金村之歌中出也 或云車持朝臣千年作之也[右は、笠朝臣金村の歌の中に出づ。或は云はく、「車持朝臣千年の作」といへり]
0 件のコメント:
コメントを投稿