2026年10月18日日曜日

【萬葉集06 0956】

06 0956 帥大伴卿和歌一首[帥大伴卿の和へたる歌一首帥大伴卿の和へたる歌一首]
 06 0956 八隅知之(やすみしし)吾大王乃(わごおほきみの)御食國者(をすくには)日本毛此間毛(やまともここも)同登曽念(おやじとぞおもふ) 

 やすみ-しし 【八隅知し・安見知し】:国の隅々までお治めになっている意で、「わが大君」「わご大君」にかかる。
 「食国(をすくに)」:食をもって国を治める。 

 『此』の字には少なくとも、此(シ)・ 此(これ)・ 此(ここ)・ 此の(この)・ 此く(かく)の5種の読み方が存在する。
 間:[音]ケン(呉)カン(漢)[訓]あいだ 、ま(表内) あい、あわい[あはひ]、しばら-く、しば-し、ひそ-か、うかが-う、しず-か、はざま、このごろ、まま、へだ-てる、まじ-わる、あずか-る、か-わる、い-える 
 此(ここ)+間(このごろ)=(ここ) 

 おや・じ 【同じ】:同(おな)じ。
 思ふ(もう):念ふ。「思う」の意味で用いられることのある表現。古語。
明らかに、「長屋王の変」に対して、忠臣であることをほのめかしている。

やすみしし わごおほきみの をすくには やまともここも おなじとぞもふ

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